このブログでよく読まれている記事のひとつに「領収書の綴じ方例」があります(ちなみに1番読まれているのは「給与から引かれる所得税のExcel計算例」)
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2016年の「ビューティフル・ファイリングデー」という記事で箸休め的に、綴じた領収書の写真をお載せしたものが意外にも好評で、そのメイキング版として書いたものでした。実務でお困りの方がけっこういらっしゃるのだなあ~、と気づくきっかけにもなりました。
書類の整理ができない、と悩む方のほとんどが、できない理由をご自身の片付けられない性格のためだと仰います(大カミングアウト的にお話しくださる方も)。しかし、書類整理ができるかどうかに性格はほとんど関係がありません。
確かに事業主や経営者の方にはファイリング等の細かな作業が苦手な方が多いかと思います。が、世の中の事務の皆さんが皆几帳面かというとそうでもありません。それでも、大体の会社では書類は当然のように綴じられて管理されています。
事業運営の流れが整っていれば、書類も自然にきちんと管理されるのです。そこがおかしいと、いくら形を整えても、いくら事務の方が几帳面でも、抜けや漏れが生じたり順番がおかしかったりして、書類保管の意味が半減します。逆に流れがきちんとしていれば、お菓子の空き箱にわさっと入れっぱなしの書類が結果的に見事に管理されている状態だったりします。
では流れを整えるためにはどうすればよいか?というと、1.その必要性を実感していること、2.整えるための正しい知識があること、のふたつが揃っているのが条件になります。
書類をきちんとしたい…と思い始めるのは、事業運営の流れに直感的に問題を感じ取った場合もあると思います。その時は同時に、飛躍を迎える予感もおありなのではないでしょうか?あとは正しい知識で業務フローを構築すれば準備は完璧です。
そのような場面に新しく立ち会う機会をいただけるのが、アールスケッチの業務において楽しい瞬間のひとつです。