昨年(2016年)から、日本政府によって「働き方改革」が進められていますね。
個人的には「働き方」は私の10年来の関心事です。
労働力人口が減り企業の人材確保が難しくなってきている一方で、これまでの働き方では働きたくても働けないという人もいる、このミスマッチを何とかできないものか…?
ずっと考え続けていて、関わらせていただいた企業の人事制度の見直しなど、その時その時で自分にできることを精一杯やってきました。
ですが、ほんの数年前の風潮は正直に言うとこうでした。
「誰がそんな人事制度を必要としているの?
経営者はひとりひとりの働き方になんて興味がない。」
実際、その当時は個別の働き方に向き合った人事を考える企業は少なかったと思います。
ちょっと人と異なる働き方をしていると(正当な権利でそうしていたとしても)白い目で見られることもありました。
今でもそういったことは完全に払拭されてはいませんが、いよいよ人材確保が厳しくなってきた今、個別の働き方に目を向けないとやっていけなくなってしまった、というのが実態かもしれません。
「働き方改革」を検討する余裕があるのは大企業だけ、という冷ややかなご意見もあります。
が、しかし!
いま現在、当社アールスケッチのお客さま方、そしてお客さまのところのスタッフの方々、おひとりおひとりまったく異なった働き方をされていて、私達は皆さまの働き方を含めたサポートをさせていただいております。
なんと喜ばしいことでしょう。
10年前の私に教えてあげたいです。
「働き方改革」というと労働時間を少なくすることに焦点を当てられる傾向もありますが、人によっては今は1分1秒でも多く仕事をしたい、という時期の方もいらっしゃいます。
お子さんが小さなうちは子育て最優先だけれど、10年後には仕事に注力していたい、という方もいらっしゃいます。
ご自分のことも含めて、ひとりひとりの働き方を真剣に考える経営者の方の周りにはやはり素晴らしい人材が集まる、というのを本当に実感しています。
私達の役目は皆さんのご希望を最大限に叶えるべく、より良い方法を一生懸命考え出して実行していくこと…。
しっかりがんばらなければなりません。