好きなことで事業を起こすというのが、夢のような話ではなく働き方のひとつの選択肢として現実的に考えられる世の中になってきました。
しかし残念ながら、実際に始めてみた方からは、好きなことも仕事になると好きでい続けられなくなる、好きなことは仕事にしないほうが幸せだ、というご感想を聞くこともあります。
好きなことを仕事にして楽しく活躍される方と、そうでない方。ふたつに分かれてしまうのは何故なのか。私が思う理由はふたつです。
1. 好きなことが思い違いである。
2. 仕事自体を楽しく思えない。
これは、「好きなことを仕事にする」ビジネスモデルを組み立ててみるとすぐに分かります。
好きなことを商品・サービスに変えてお客さまにご提供しお金をいただくまでの実現可能な方法を具体的に検討する。
本当にやりたいことを仕事にしたい場合は、明日にでも始められる状態にまで考えを進められるのですが、そうでない場合は、上記の一連の流れがなかなか思い浮かびません。
そのため、そもそも好きなこととは、仕事とは、ということを突き詰めて考え直す機会になるのですが、それは今後働いていく上で大事な指標になるかと思います。
勢いで始めて(それでうまくいくこともありますが)、事業が成り立たない、続かないだけでなく、好きなことも好きではなくなってしまうのは辛いですから、ビジネスモデルを頭の中だけででも組み立てておくメリットは大きいと思います。
書面などに書き起こせればなお一層確実ですね。