ビジネスにおいてお客様のニーズを知り、これを満たすことはたいへん重要です。
これを当たり前だというかたは非常に優秀です。
私はこれまで長く内勤をベースとした仕事をしていたためニーズといえば「お客様のほしいもの!」ぐらいにしか意識したことがありませんでした。
お客様ということ自体、会社の本業のお客様ではなく、いわば社内の人であったり(上司や社長など)、場合によっては私がお客様(取引先がマーケティング会社やシステム会社、士業など)であったため無理もなかったかなと思っています。
しかし現在、仕事をご一緒していただける方々は本業のお客様であり、私の仕事は契約内容にもよりますが、お客様の目的をお客様とともに達成するというもので、要するにニーズというのは「目の前の成果物ではない、もっと先にあるものなのだ」ということに思い至った次第です。
これは別にこれまでの私の仕事がニーズを満たしていなかったということではなくて、無意識に満たしていたり、また、満たしていなかったときはその仕事はそれっきりになっていたというかたちで表わされます。
目の前の成果物が満足できるものであれば仕事はいったん落ち着きますが、お客様の本当の目的(=ニーズ)を満たすと次の成果物やほかの成果物が必要となり事業も仕事も安定します。
しかし、ひとつ問題なのはそもそもニーズを知るということ自体が難しいということです。
こういうと元も子もありませんがほぼ運です。
なにしろお客様のことを知りません。また、私がお客様のニーズを理解できず満たすことができないパターン以外にも、お客様が自分のニーズを誤解している場合もあります。
「次があるなら今回はニーズを満たした。」
「次があるならニーズはなんだろう?」
というように、仕事とはお客様のニーズを知るための作業に他ならないのではないかと感じています。
このことは独立や起業によらず、会社勤めでもアルバイトでも(もはや仕事でなかったとしても!)考えるべきことではなかったか?と、
そのように思います。
当記事の書き手に関するご注意: 事業戦略を担当しています。ウェブ上では氏名を出すのを控えております。ご了承いただきますようお願いするとともに実際にお仕事でご一緒させていただく機会を楽しみにお待ち申し上げております。